私生活の備忘録

交通事故(過失割合8:2)の事例と任意保険会社との交渉の体験談

事故

先日私は車対車の交通事故を起こしてしまいました。
(しかも旅行先で起こしてしまいました)

私自身にとっても生涯最悪のレベルの破損状況となってしまった事や旅行先であった事から発生する費用(帰省費用など)や事故車扱いとなる事からの査定落ち分の保障を過失割合分だけでも相手に求めるべく、保険会社とのやり取りを記事にしたいと思います。

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>>>旅行先での交通事故(車対車)私の体験談・事例を公開します。【備忘録】

 

この記事は家族旅行先で自走不可能レベルの交通事故(車対車)を起こしてしまった私が書いてゆきます。

 

本記事のテーマは以下の3つです。

その①:交通事故の事例について

その②:相手の保険会社に求めたかったこと

その③:保険会社との実際の交渉内容と結果ついて

 

人生で最も大きなダメージを受けた交通事故で事故当時はパニック気味でしたが、その後は冷静に要求を出し、得られた結果もありました。

少しでも参考にして貰えたらと思います。

 

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私の交通事故の事例について

レッカー移動

 

私の車が制限速度60kmの片側1車線の道路を時速60kmで走行中、左から相手の車が急に進入してきたところを避け切れずに衝突。

私の方は相手の車の進入に気付いた時点でハンドルを切って反対車線まで避けるものの相手はそのまま突っ込む形で衝突し、私の車はその衝撃で更に右側の歩道まで押される形となり、最終的には歩道の縁石と民家の敷地の壁にスッポリ挟まる形で車は停止。

道路は私の方が優先道路で相手側は「止まれ標識」のある十字路交差点(信号機無し)での事故。

 

この交通事故の過失割合は?

 

事故当日に警察立ち合いのもと、入念な現場検証を行いました。
『ブレーキはどのあたりで踏んだ』とか『どの辺りから相手の車が見えた』とか・・・。

しかしそれらはあんまり意味を成していないようで、結局は事故現場の道路状況(信号の有無や標識の有無、道幅・見通しなど)などから保険会社通しの話し合いで決まってしまうようです。

『民事不介入』の原則から警察は決して判断してくれません。

 

今回の事故の場合は、相手側に『とまれ標識』のある交差点で私側が優先の道路だった為、過去の判例からだと80:20で相手の方の過失が多い結果がベースとなるようでしたが、結果的にもその通りでした。

過失割合参考サイト
>>>  2007交通事故オンライン 伊佐行政書士事務所

 

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相手(の保険会社)に求めたかったこと

過失割合が出てからとなりますが、下記の項目については相手の過失割合分だけ 保障を求めました。

①急遽手配となったレンタカー代金
②急遽必要になった帰省費用
③事故車扱いになる事からの評価落ち分の保障

④旅行中に立ち寄る予定だったイベントのチケット代金

それぞれを過失割合に基づいて(例えば相手の過失割合が60(私は40)ならば、それぞれの60%を保障して下さいと言う事です。

 

過去の事例を調べてみると、③については難航する事が予想されます。基本的には支払いたくないから受け付けて貰えず、弁護士に依頼して交渉して行かないと難しいようです。

自身の過失分は自身で負担しますが、相手の過失分だけはお願いしますと言う主張です。

筋は通っている主張と思って進めてみました。

 

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それぞれの任意保険会社との交渉開始

事故実車

 

事故後は自分の保険会社と相手の任意保険会社とのやり取りです。

以下の2通りの行動を行いました。

・まず、自身の保険会社へ問い合わせる

・相手の任意保険会社へ要求を伝える

順に解説します。

 

まず、自身の保険会社へ問い合わせる

初めての事なので前述の要求は可能かを伝えたところ、「それも相手の保険会社との話し合い(交渉)によるので、費用の証明出来る領収書や明細を残しておいて下さい」との事でした。

⇒もちろん残しておきました。

※この時は何も保険会社は言っていませんでしたが、レンタカー代金については自身の車両保障から日額7,000円を限度に1カ月は出るとの事でした。
(ただし、事故車両を修理する場合に限るとの事)

 

その他保障内容について

私は免責10万円の車両保険に加入しています。

よって10万円は修理費用を支払うつもりでいましたが、保険会社のパンフレットを見直してみると気になる文言を発見しました。

↓↓↓

■実際の自己負担が
発生しない場合もあります。

・車両損害の程度が全損の場合は契約車両(被共済自動車)
の補償額全額をお支払いします。

お車同士の事故の場合で相手からの賠償額(回収金)が
10万円以上支払われたときは、ご自身の自己負担額は
発生しません。


[自己負担額]-[相手からの回収金]が実際の自己負担
額となります。

出典元
ZENROSAI NEWS

 

過失割合がある程度私に有利であれば、修理費10万円以上を相手から取れれば免責額の10万円の負担は無くなると解釈しました。

問い合わせして確認はしてみると、その解釈通りで相手側から取れた分については第一に保険加入者(今回の場合は私)の免責負担金から優先に充当され支払いを受けられるとの事でした。

これは負担軽減になります!

 

相手の任意保険会社へ要求を伝える

 

相手の保険会社の担当者からの連絡を待ち、その際に伝えようと思っていましたが2日経っても連絡が無い為、こちらから連絡を取ってみました。

(初期対応で事故当日の夜に初期対応係から連絡があり、月曜日に正式な担当から連絡しますと聞いていましたが、行き違いがあり保険会社同士では連絡を取っていた様ですが、私にはありませんでした。)

伝えた際の相手の保険会社の初期反応

①急遽手配となったレンタカー代金
②急遽必要になった帰省費用
③事故車扱いになる事からの評価落ち分の保障

④旅行中に立ち寄る予定だったイベントのチケット代金

結果、3項目(①②③)の要求を伝えました。

 

①②については、その明細を自身の任意保険会社を通じて伝えて下さいとの事でした。

③事故車扱いになる事からの評価落ち分の保障については「基本は現状回復」までが保障の範囲であるとかで難しい旨を伝えられました。

ネット検索で過去の事例で評価落ち分が支払われたケースを見てみると

(1)新車登録まもない車
(2)走行距離が3,000km程度の車
(3)走行距離が多くても高額の車(レクサス)


のケースでした。

 

私の場合はちょっとどれにも該当しないのでやはり期待は薄いと思って言うだけ言ってみる程度にはなってしまいましたが、要求はしてみました。

また、この交渉をする場合は弁護士を使ったやりとりまで行わないと保障を勝ち取るのが難しいようで、【弁護士費用特約】に入っていない私の場合は厳しい状況でした。

④については伝え忘れてしまったのですが、自身の保険会社を通じて要求を出して貰いました。

 

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相手の任意保険会社との交渉結果

交渉

 

①急遽手配となったレンタカー代金

こちらは自身の保険会社から1日当たり7,000円までが保障され返金して貰いました。

 

②急遽必要になった帰省費用

こちらは相手保険会社への主張が通り、保障され返金して貰いました。

 

③事故車扱いになる事からの評価落ち分の保障

こちらは全く話になりませんでした。
こちらを要求するには弁護士も使って進める必要があり、弁護士費用もカバーされる保険に加入が必要と思います。

 

④旅行中に立ち寄る予定だったイベントのチケット代金

駄目もとで要求しましたが、こちらも相手保険会社から保障して貰いました。

※ネット決済時のメールの控えを提出する事で認められました。

 

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交通事故の事例と任意保険会社との交渉の体験談【まとめ】

この様に、事故を起こしてしまった事で発生する余分な費用や参加を断念せざるを得なくなったイベントのチケット代金まで相手の保険でカバーされました。

今回は私は旅行の全てを中断しなかったのですが、場合によっては宿泊そのものも中止してホテルのキャンセル料なんかも発生してしまうケースもあるかと思います。

その様な時も費用を決してあきらめずに要求を出してみる事をおススメします。

 

本記事のポイントをまとめます。

・過失割合について、現場でどんなに訴えても『民事不介入』の原則から警察は決して判断してくれません。

・車の評価(査定)落ち分の保障を勝ちとるなら任意保険の【弁護士費用特約】は付けて交渉しないと難しい。

・失ったもの全てを要求してみれば、結果的に保障を得る事が出来る事もあるので領収書など金額のわかるものは残しておこう。

 

皆さまの参考になれば幸いです。

行ってらっしゃい!



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yuramei

鹿島アントラーズサポーターのyurameiです。普段は千葉在住の1972年生まれのサラリーマン(中間管理職)です。当ブログでは、ゆるいサッカーネタのほかに、グルメ情報(スタジアムグルメ・その他一般グルメ)、趣味、世の中の色々なものを検証したりしたことを綴ります。

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